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2014年2月23日 (日)

「やま」と「さん」

「山」と「岳」の区別をめぐるこだわりはさておき。

いま私の住んでいる神戸で山と言えば「六甲山」である。
東西に細長い神戸の街の背後に衝立のように連なっている。

「六甲山」という名は特定のピークを指したものではない。
西は垂水区塩屋あたりから東は宝塚市に至る東西50キロ余りの連山を指して「六甲山」と呼んでいる。

一応、連山やや東寄りの931メートルのピークを「六甲最高峰」と称しているが、特にぬきんでたものではないから麓からもさほど目立たない。

神戸の人たちは、どこが一番高いのかあまりこだわっていないようだ。
連山全体をひっくるめて「六甲山」として親しんでいる。

毎年11月の終わりに「六甲全山縦走大会」という過酷なイベントがある。
未明に西端の塩屋から登りはじめて、ゴールの宝塚に到着するのは夜10時ごろという。

私は到底一日では踏破できないが、何度かに分けて全山を歩いたことはある。
連山にはピークごとに名前がついている。

西から「鉢伏山」、「旗振山」、「鉄拐山」…。
以下、延々と続く。

「○○岳」はない。
すべて「○○山」である。

しかし、同じ「山」でも「やま」と「さん」がある。

「鉢伏山」、「旗振山」は「はちぶせやま」、「はたふりやま」。

一方、「鉄拐山」は「てっかいさん」。
ほかに「摩耶山=まやさん」もあるし、そもそも「六甲山」は「ろっこうさん」なのだ。

ここで、また私の悪い癖で「やま」と「さん」の区別のルールは、なんてことを考えてしまう。

「○○」の部分が訓読み、和語ならばそれに合わせて「やま」、「○○」の部分が字音、漢語ならば「さん」なのだろうか?

しかし前回の「日本百名山」に登場した山に関してはかならずしもそうではない。
四国の剣山や伊豆の天城山のように、「○○」の部分が訓読み、和語でも「さん」と呼びならわしている。

やれやれ、「やま」と「さん」の使い分けもまた一筋縄ではいきそうもない。

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